○映像技術の進歩から見る未来予測 [2]

 2020年代

【映像】

・LEDを搭載した無数のドローンが点として集まり、空中で立体のシンプルな絵を描く。

・ライブやコンサートではドローンで観客の上空に3Dの竜や花火が描かれ、動いたり回転したりする。

・人工知能が人間の動いている動画から動作データを生成し、それを別の静止画に写った人物に適応して動かす。

・モーションキャプチャが一般人でも簡単に行えるようになる。それにより市民が考え出したオリジナルの動きのデータなどもアップされ、自由にダウンロードできる。

・オリジナルの2Dキャラクターの手足を紙に書けば、その部分に動作データが適用され、ドローンフォグが立体的に表現して動く。ライブでは即興で書いたキャラクターがダンサーとして踊る演出も見られる。

・オンライン上ではプロの動きのデータがアップされ、それをダウンロードして、2Dの映像として様々な角度から見ることができる。例えば歌手の歌っている姿が3Dデータで保存され、それをダウンロードして立体的に見れる。他にもゴルフのスイングやダンスの動きなども。

・人工知能とも組み合わさり、ドローンフォグで描かれた人物の口が動き、自ら考えて喋り始める。また鳥が羽ばたくなどのアニメーションも実現する。

・ドローンフォグによる3Dキャラクターだけのライブが行われる。


【音楽】

・曲作りは人工知能と共になる。人工知能がメロディーを提案したり、人間が口ずさんだメロディーを人工知能がMIDIに変換し、音色を提案し、人間はそれを選ぶだけで曲作りが進んでいく。

・ボーカロイドのような音声合成技術は、人間が歌っているのと区別がつかなくなる。



【その他】

・人工知能の分析は人間の理解をはるかに超え、人間は人工知能の答えを参考にしている。

・調べ物は検索速度が速い人工知能に聞いて学ぶようになる。

・検索サイト、動画サイトは人工知能が個人に特化した情報を提供する。気になるニュースなど、自分の好みのものを履歴から学び、予測して自動表示してくれる。

・インターネットでの日用品の購入作業を、人工知能に頼む。

・語学の会話練習が人工知能と行われる。

・人々は人工知能が考え出した服装やおススメするファッションを参考にする。そして人工知能が描いた絵や色をプリントして着るようになる。また人工知能がデザインした服を3Dプリンタで作り、着るようにもなる。

・食物の栽培、管理は人工知能が行い、室内では無農薬栽培、多栄養、多収穫となる。

・脳とコンピューターをつなげる技術が一般化する。

・目線でマウスを動かし、ウインクで右クリック、左クリック、思考か声で文字入力となる。細かな調節はつまみを使わず、レーダーが空間上の指先の動きを感知して行う。映像、音楽、建築などコンピューターで製作する全ての作業が、脳からの命令や身体動作に反応して動く。

・太陽電池は透明フィルムとなり、電子機器、窓、カーテン、衣服の布地に使われる。

・パソコンのアプリケーションは全てクラウド上となり、保存もクラウド上となる。それによりローカルコンピューターへのインストールが必要なくなり、アップデート、バージョンアップが自動で行われる。OSやコンピューターが変わっても、データの移行がなくなる。

・部分的に人間の能力をはるかに超えた人工知能が無数に組み合わさり、ロボット技術と組み合わさって、超知能を持ったスーパーロボットが活動している。


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