○世界中の貧困問題とスラム、孤児を失くす

  スラムとは、都市部で極貧層が居住する過密化した地区のことであり、世界中のほとんどの大都市にスラムがある。スラムの特徴として、ゴミが溢れ、高い失業率と貧困があり、このため犯罪や麻薬、アルコール依存症や自殺、人身売買などが多発する傾向にある。こういった貧困層が生まれる原因は収入が少ないからであり、解決策はその地元にプラウトヴィレッジを作ること。貨幣社会ではこの問題を解決することはできず、貨幣社会だからこそ貧困が生まれる。なぜなら貨幣社会は勝ち負けの競争社会で、得る者がいれば失う者が現れる。



 また育児放棄や虐待などで生まれた孤児たちへは、プラウトヴィレッジが受け入れ先の家庭を募る、もしくは自治体全体で育てる。プラウトヴィレッジは生活費がかからないので、若者から年配の人々まで生活費を気にせずに孤児を受け入れることができる。反対に貨幣社会では市民の収入に限界があるため、受け入れ可能な家庭も数が少なくなる。

 貧困をなくすということは、食料不足や飢餓もなくすことになる。ユニセフなどが共同で発表した報告書によると、2021年には約23億人(世界人口の29.3%)が中度から重度の食料不安に陥っているとされている。

Post a Comment

0 Comments