○斜面崩壊・山崩れについて

  日本のプラウトヴィレッジは山間部に位置することが多くなることから、山崩れを考慮した住居と道路の建設位置を考えなければならない。山崩れ、がけ崩れ、土砂崩れは斜面崩壊ともいう。これらは大雨や地震によって発生しやすくなる。よって斜面崩壊の影響を受けやすい麓(ふもと)には畑を作り、道路と住居は斜面から離して作る。



 大雨による斜面崩壊が発生しやすい箇所として、次のようなところが挙げられる。まず斜面の傾斜が30度以上の所、斜面の途中で傾斜が突然急になるところがある高さ5m以上の斜面、谷型(凹型)の斜面、上方に広い緩傾斜地(かんけいしゃち)がある斜面などである。最後の2つは多量の水が集まりやすい地形条件。


 いつどこで崩れるかの予測は困難だが、崩れた場合、がけ際から土砂の先端までの距離は、がけの高さと同じ距離の範囲内にほぼ収まっている。ただし地面に傾斜があるとより遠くまで達する。土砂の横への広がりはあまりない。


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